探偵の調査方法は法律で規定されています。
まず、探偵業を営むには警察庁に届け出を出す必要があります。
また、届け出が認められたからといってどんな手段を駆使しても良いわけではありません。
届出を行ったからといって、警察のような特別な権限が認められるわけではありません。
日本の探偵は「探偵業の業務の適正化に関する法律」で規定される範囲内における手段でのみで調査を行います。
具体的には、聞き込み、尾行、張り込みの3つです。
不倫調査でもこの3つの方法を駆使して、配偶者の不貞行為の決定的な証拠を掴むことを目的に調査を行います。
聞き込みとは、調査対象に関係のある人から直接話を聞いて情報を収集する調査方法です。
不倫以外の調査では相手に探偵の身分を明かして話を聞き出すこともありますが、不倫調査では、探偵が調べていることに気づかれるわけにはいかないので、聞き込みを行う時は身分を明かさずに行います。
むしろ、不倫調査では聞き込みはしないという探偵事務所の方が多いでしょう。
不倫調査で重要なのは、聞き込みよりも尾行と張り込みです。
尾行とは、気づかれないように調査対象の後を付けることです。
対象が徒歩なら徒歩で尾行しますが、相手の移動手段によってはバイクや車も使うため、見失わないように尾行できるだけの運転技術も探偵には求められます。
最近の不倫調査では、尾行しながらビデオカメラで撮影して、対象者が誰と会ったか、どんな建物に入ったかまで、映像として記録を残すのが一般的です。
張り込みとは、調査対象を監視することです。
不倫調査なら、対象者がラブホテルや不倫相手の自宅に入った時は、出てくるまで何時間でも待ち、その瞬間を証拠として残します。
通常はチームで交代で張り込みを行いますが、男性の探偵は、時に一人で丸1日以上も張り込みを行うこともあります。
ちなみに、張り込み中に近隣住民に不審者として通報されても、警察に探偵の業務中だと身分を明かして伝えれば、調査を妨害されることはありません。
以上の方法を駆使して探偵は不倫調査を行いますが、不倫調査の目的は調査対象が不倫を行っている決定的な証拠を掴むことです。
たとえ二人でホテルに入るところを撮影できたとしても、不貞行為が行われるだけの時間が経過したことを証明できなければ、依頼者も納得できないでしょうし、裁判でも有力な証拠にならないでしょう。
つまり、ホテルに入った場合は数時間後に二人で出てくるところまで、車中なら行為中の様子まで、写真や映像で記録を残すことが探偵の目的なのです。
このように、不倫調査は配偶者が浮気をしていないかどうかを確認するため、あるいは、浮気をしていた場合にはその証拠をつかむことを目的に行われますが、この他、単純に浮気相手を特定する為にに行う調査もあります。
不倫の慰謝料は、不貞行為を行った配偶者だけでなく、浮気相手である第三者に対しても行うことができるからです。
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