企業は他の企業と競い合いながら業績アップを目指していますが、その過程で身内に敵を抱えてしまうケースもよく見られます。
時々新聞やテレビで横領事件が報道されますが、社員による背任行為、さらには犯罪行為が行われることも多くあります。
横領のようにはっきりと形になる背任行為だけではなく、インサイダー取引や他の企業への情報収集といった行為も起こります。
また、事件沙汰にするほどではないものの、従業員の窃盗行為が被害をもたらすケースもあります。
こうした背任の調査はなかなか難しいものです。
従業員が行う行為のため、あまり表沙汰にすると会社そのものの信頼や評判を傷つけてしまうことになります。とくに顧客の個人情報に関わる問題は慎重に調査を行っていかなければなりません。
また、情報の流出の場合、背任行為を促しているライバル企業の存在を確認することも必要です。こっそり行われる背任行為は会社側の調査が厳しくなるとしばらく身を潜めてしまうため、従業員に内密に勧めていく必要もあります。
そのため、こうした横領調査や社内調査は社内のスタッフだけで行わず、プロの探偵に依頼するケースが多くあります。
極端な話、依頼した当事者さえどのような調査を行っているのかよくわからないくらいがもっとも理想的な調査環境と言えます。
また、調査対象が身内ともいえる従業員のため客観的な調査が難しい面もあるだけに、第三者の視点が役立ちます。
探偵による横領調査・社内調査に関して、まず正確な状況を把握しておくことが重要です。
横領の場合は被害がはっきりと特定しやすいのですが、情報の流出の場合、それがどれだけ企業に被害をもたらしているかの判断は難しいものがあります。
また、従業員が会社の情報を扱う場合、どこまで正当な業務の範囲で、どこからが背任行為なのかの判断も重要です。
探偵は依頼元の企業から被害や疑惑の状況を聞き取り、正確な状況の把握を目指します。
そして、背任の疑いありと判断した部署や従業員を絞り込むと、具体的な調査を行っていくことになります。
調査では疑惑の従業員の素行調査と、業務内容の調査の両方を行っていくことになります。横領や情報流出の状況をリアルタイムで調べつつ、それと疑惑の従業員の行動がリンクしているかどうかを調べていきます。
素行調査に関しては他の会社と接触する可能性もあるため、尾行や張り込みなど社外での調査も行っていくことになります。
背任が間違いないと判断された場合、証拠集めを行ったうえで依頼元と相談して解決方法を決定します。
警察沙汰にするか、あるいは情報を得ていた他の企業との間で話し合いを持つかが決められることになります。
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